証言,公文書等,様々な文書を徹底調査

資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報遼寧省 鞍山市 海城市
資料にある地域情報海城市
慰安所があった時期1943年
記載内容満洲の毒は、強い。くれぐれも注意するように、衛生具は、必ず持参するように。慰安所の状況は、営舎の出口に買いて〔ママ:置いて〕ある。・・・海城市○○町○○慰安所女子の状況 ○A子 B子 ○C子 D子 E子 F子 G子 〇H子 I子 J子 K子 〇L子 M子 N子 〇O子 P子 名前に赤丸がついている。何だろう、伏野という二年兵に聞いた。・・・「月のものだよ。赤丸印は休みということだ」・・・「ハァッ、約2000名近い兵隊が住んでいるわけだが、この半分が外出したとしては、1000名。この兵隊たちを受け入れるのに、たったの20名。これでは重労働ではありませんか」「そうなんだよ。衛戍本部では心配をして、上層部に陳情しているようだが、ダメなんだな」・・・海城は、殆どが満人街である。日本人は非常に少ない。居るのは軍御用達のものである。・・・陸軍御用達の慰安所は、チャンと軍医の検査をうけて、尚鉄カブトを義務づける。そして、女性は定期的に軍医の検査をうけている。
証言者菊地定則
証言者属性日本軍兵士
部隊名340部隊・山砲部隊
資料タイトル初年兵
著者、公文書発信者など菊地定則
公文書宛先
発行日2006.3.1
発行所私家版
ページ148-153
出典備考
備考 『満州帝国分省地図』及びテキサス大学図書館公開地図に海城街、海城がある。鞍山の南西である。現在の地図で同所は鞍山市海城市である。
テキサス大学図書館公開地図は次を参照のこと。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/manchuria/txu-oclc-6614368-nk51-11.jpg
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