証言,公文書等,様々な文書を徹底調査

資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報遼寧省 葫芦島市 綏中県
資料にある地域情報綏中
慰安所があった時期
記載内容また従来の戦例に見るに駐留久しきにわたるとき兵員損耗が病気によることの多いのにかんがみ舎営部隊の衛生については特に留意すべく次のような処置をとった。
三 町の中心部にカフェーナナム(歩76の命名)というのがあってウエイトレスとして7,8名の女性がいたほか2,3のところに邦人、鮮人の売春婦が15名ほどいた。守備兵員の関係から混雑や喧嘩ができてはと各部隊(歩兵第一、第三、機関銃中隊、歩兵砲隊、連大隊本部通信班、砲兵中隊等)1週間に1日宛の外出日を割振り、また別に1日を検査日と定めて大隊本部の軍医が検診を行うこととして性病の感染予防を図り、また各人は外出のとき必ずサック2個を携行し、各房には消毒用薬品器具の備付の外要図に説明を加え、使用法を明示し、もし罹病(命令違反)したものは処罰する旨示達した。
証言者有末精三
証言者属性日本軍兵士・舎営司令官
部隊名
資料タイトル有末精三回顧録
著者、公文書発信者など有末精三
公文書宛先
発行日1974.08.15
発行所芙蓉書房
ページ262
出典備考
備考 『満州帝国分省地図』及びテキサス大学図書館公開地図に綏中街、綏中がある。錦州市の南西方向、海岸沿いにある。現在の地図で同所は綏中県である。
テキサス大学図書館公開地図は次を参照のこと。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/manchuria/txu-oclc-6614368-nk51-10.jpg
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