資料の詳細

出典種別	兵士の回想録等
現在の地域情報	遼寧省　大連市　金州区
資料にある地域情報	大連の金州の街
慰安所があった時期
記載内容	この城壁が何のため、何時ごろここ金州に築かれたのか歴史的考察をする暇もなかった。駅まで15分ぐらい歩いたかも知れないが、駅前の通りの左側に「福の家」と黒字で書かれた袖看板が出ている一杯飲み屋があったので、そこへ入ってみた。・・・飲んでいたら突当りの幅狭い階段を降りてくる某曹長の軍刀の音がした。その時は解らなかったのだが、後日、古参兵の話によると、あの店の二階は通称スミちゃん（寿美子）が曹長や軍曹の相手をしていて、普通の兵隊さんは駄目なのだそうである。店を仕切っているのは大阪出身の北島安代という50歳代前半の婆さんであった。
証言者	神谷雨舟
証言者属性	日本軍兵士
部隊名
資料タイトル	私の初年兵時代　青春遺産として後世に残したい　俳句挿入実録史
著者、公文書発信者など	神谷雨舟
公文書宛先
発行日	2001.8.1
発行所	私家版
ページ	109
出典備考
備考	現在の地図で大連は、遼寧省南端の遼東半島東岸沿いに位置する。テキサス大学図書館公開地図で当時の大連市の位置を知ることができる。アジア歴史資料センター：E17010002400の『大連要覧』の地図で大連市街拡大図を見ることができる。金県（金州）は大連市の北方にある。現在の地図では大連市金州区の中心部である。 テキスト大学図書館公開地図は次を参照のこと。上段が金州、下段が大連を示す。 http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/manchuria/txu-oclc-6614368-nj51-2.jpg http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/manchuria/txu-oclc-6614368-nj51-5.jpg