出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 内モンゴル自治区 フルンボイル市 海拉爾区 |
資料にある地域情報 | ハイラル |
慰安所があった時期 | 1935年3月頃 |
記載内容 | ハイラル市内には、慰安所が10数か所ありました。私は、本を販売しながら歩き回ったので、そのときに慰安所を見たのです。1ヵ所に14、5人の朝鮮人慰安婦がいました。・・・当時私は19歳でしたが、私よりも若い朝鮮娘が、だまされて連れてこられたと聞いて、こんなことがあるのかと憎しみを感じました。「こんな所に連れてこられたことは、私の親は知らない。どうすればいいのか……助けてほしい。私をここから連れ出して!」そう懇願されましたが、そんなことをしたら大変なことになると思い、私にはできませんでした。891部隊では、慰安所に行くときには部隊で、何月何日に行くと計画し、行くのは命令でした。料金は2円支払いました。朝鮮人慰安婦たちは、1日に7,8人の兵隊の相手をさせられていました。 |
証言者 | 在日朝鮮人 71歳 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 満州891部隊 |
資料タイトル | 従軍慰安婦110番 電話の向こうから歴史の声が |
著者、公文書発信者など | 従軍慰安婦110番編集委員会編 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1992.6.15 |
発行所 | 明石書店 |
ページ | 33 |
出典備考 | |
備考 |
日日新聞社販売部ハイラル支部で働いていたが1935年3月ごろ応召。/『満州帝国分省地図』に海拉爾市がある。現在の地図の内モンゴル自治区の北部、ロシア国境に近い位置にあり、現在の地図では、フルンボイル市海拉爾区である。 テキサス大学図書館公開地図で旧地図を見ることができる。次を参照のこと。 https://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/manchuria/txu-oclc-6614368-nm50-9.jpg |