出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 河北省 唐山市 遷安市 揚店子鎮 |
資料にある地域情報 | 揚店子鎮 |
慰安所があった時期 | 1943年前半 |
記載内容 | 一個大隊以上の兵力が駐屯している所には、必ず売春婦が付随している。ほとんどが朝鮮人で、主人公は女が多い。・・・満支の境、山海関に近い灤県方面に敵の蠢動が激しくなった。・・・我が竹内大隊がこの付近の治安維持のために、いままで駐屯していた任邱から新しい警備地に移動することになった。・・・この時も彼女等は我等の大隊に随行していた。最初は気づかなかったが、大隊本部の偉い人から「お前は暇だからピー屋を作れ」と指示された。・・・兵舎が出来るよりも早く2軒のピー屋が完成し、早速営業を始めた。私はこの功績によって、女郎屋のジャングイ(主人)にのし上った。全部で15名程いたお姐さん達のサービスのよいこと。女将から言い聞かされているのであろう。・・・しかし部隊は間もなく移動しなければならない事になった。この地揚店子鎮に兵舎を造り、防衛陣地も構築し、ピー屋も営業を始めたというのにどうも兵隊はだめだ。何時何処からおりてくるのかわからないが、命令となって伝達される。 |
証言者 | 小林康胤 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 支那駐屯歩兵第3連隊第10中隊 |
資料タイトル | 支駐歩三、第十中隊の歩み |
著者、公文書発信者など | 支駐歩三、第十中隊会 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1985.5.26 |
発行所 | 支駐歩三、第十中隊会 |
ページ | 127-128 |
出典備考 | 小林康胤「私の軍隊生活」 |
備考 | 「北支警備地区概要図」記載あり |