出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 天津市 |
資料にある地域情報 | 天津 |
慰安所があった時期 | 1944年5月 |
記載内容 | 最大の楽しみは、3か月に1回の車両検査で大都会の天津に下車し、しばしの休養が取れることであった。天津にはまだ空襲はなかった。その日、1年上の先輩兵2人とともに天津の街を歩いている。行き先は「軍人の家」だった(慰安所のことを秋葉は「軍人の家」といっていたと記憶している。「倶楽部」と称していたとの資料もある)。・・・家に入ったところの壁に女の写真が数多くはり出されていて、そこから選んだ女の名前を告げ、部屋に上がる仕組みになっていた。・・・「どうぞ」といわれて入ってみると、やはり女性は「白雪」だった。・・・発音で朝鮮半島出身と知れたが、そんなことよりも秋葉は戸惑い続けている。 |
証言者 | 秋葉精一 |
証言者属性 | 日本軍兵士・一等兵 |
部隊名 | 泊頭鎮警備隊 |
資料タイトル | 生き残った兵士の証言 極限の戦場に生きた人間の真実 |
著者、公文書発信者など | 土井全二郎 |
公文書宛先 | |
発行日 | 2004.9 |
発行所 | 光人社 |
ページ | 178-180 |
出典備考 | |
備考 | 天津市は北京市の南東にある。 |