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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報河南省 済源市
資料にある地域情報済源鎮
慰安所があった時期1944年8月
記載内容そうそう、そこでの話になるが、彼木田隊長は“慰安婦”さんの問題から始めた。・・・この済源鎮は、兵站基地であるから、彼〔木田少尉〕が赴任した当時「慰安婦」さん5名が居た。・・・済源警備隊は、全隊員新合流しての新編成部隊、隊長木田彼一人が弘兵団より転属、他の全兵員は別の曙兵団よりやって来た、という内訳で、彼としては、顔見知りは一人もいないわけだ。彼以外は、同じ部隊からやって来たのだから、その中で入れ替えがあったとしても、広い意味での仲間同士ということだが。斯ういうわけだが、慰安婦の人達がいるといっても、旧駐留部隊は、全員引揚げて、新たな全員がやって来たということ、現慰安婦さんとの関連は全くないわけである。
証言者吉田敬作
証言者属性日本軍兵士
部隊名
資料タイトル済源の硯
著者、公文書発信者など吉田敬作
公文書宛先
発行日1996.3.15
発行所創栄出版
ページ221-222
出典備考注:198pに「”済源鎮”は、河北省西南端」とあるが、正しくは河南省である。河北省にあるのは「淶源鎮」であり、済源鎮ではない。199pには「独立警備兵団が新編成され、焦作に本部を置く」「あの洛陽戦から2ヵ月」など、河南省の地名が多い。黄河を挟んで洛陽の対岸にある済源が本証言の舞台であろう。
備考 テキサス大学図書館公開の中国地図・新郷(シリーズL500、1954~)の博愛の西方に「済源」がある。本地図の下部左である。現在の地図の同所は「済源市」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・新郷は次を参照のこと。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-ni49-4.jpg
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