出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 山東省 済南市 |
資料にある地域情報 | 済南 |
慰安所があった時期 | 1945年 |
記載内容 | 「偕行社」という組織も売春業をやっていたという。偕行社は将校のみを会員とし、かつ得意先としてさまざまな商売をするところで、いわばエリートの生活協同組合みたいなものだった。東京の靖国神社のすぐ近くに、当時から立派なビルディングを構えている。資金力も豊かで、将校がマイホームを建てたいと思えば簡単に借金ができたという。・・・ここにタイピストや事務員などの名目で就職してきて、のちに売春婦にさせられた日本人女性もいたらしい。ここに出入りする将校には自分だけの特定の「抱え女」をきめている者も多かった。敗戦・占領下の日本でのいわゆる「オンリー」に当たるものであろう。「下士官・兵入ルヲ禁ズ」という札がれいれいしく貼ってあった。 |
証言者 | |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 第59師団「衣」師団 |
資料タイトル | 天皇の軍隊 |
著者、公文書発信者など | 本多勝一・長沼節夫 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1991.9.1 |
発行所 | 朝日新聞社(文庫) |
ページ | 292 |
出典備考 | |
備考 | 偕行社 |