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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報山東省 済寧市
資料にある地域情報済寧
慰安所があった時期1938年3月
記載内容3月9日曇り 当地では遊興施設もでき、兵隊にもサックを購入せしむこととせり。・・・
3月10日晴れ 今日は陸軍記念日にて、大隊本部で本部大小行李一同、庭に莚を敷き、午後1時より会食、余興あり。10中隊にて衛生講和を行い、3時より本部将校一同とともに、城内万福楼飯館における連隊長の招宴に出席す。・・・宴は午後6時に散会し、席に侍りし支那娼妓とともに、城内支那遊郭を冷やかすもの多し。・・・
3月12日晴れ 午前中診断に多忙。・・・第3機関銃隊に花柳病に関する衛生講話・・・朝鮮遊郭を巡視・・・
3月15日晴れ 午前、隊診断。・・・今日は3大隊医官は遊郭巡視の日になるため、加賀田、天良両衛生兵を伴い、城外支那遊郭、金生旅館(朝鮮遊郭)、城内の支那遊郭を回り、消毒薬を備え付けるよう注意する。
3月29日晴れ 診断後、我々3人は、城外朝鮮遊郭梅月館へ写真を撮りに行く・・・
証言者藤原東一郎
証言者属性日本軍兵士
部隊名鳥取40連隊
資料タイトル羅山に散るまで 日中戦争隊付軍医の日記
著者、公文書発信者など藤原東一郎
公文書宛先
発行日2008.8.15
発行所文芸社
ページ112-124
出典備考
備考 テキサス大学図書館公開の中国地図・斉寗(シリーズL500、1954~)に「斉寗」がある。地図の中央右寄りにある。現在の地図で同所は「斉寧市」である。済寧市は済南の南西方向にある。テキサス大学図書館公開の中国地図・斉寗は次を参照のこと。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-ni50-2.jpg
※日本軍慰安所マップの地点としては反映させていない。
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