出典種別 | 被害証言 |
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現在の地域情報 | 山東省 地名特定不可能 |
資料にある地域情報 | 山東省 沓鏡 |
慰安所があった時期 | 1939年 |
記載内容 | 1939年3月3日、誘拐犯として河允明という男が逮捕された。・・・1932年から、慶尚南北道、全羅南北道の各地の農村を歩き回り、65名の「生活難であえぐ貧しい農夫の娘達」を誘引した。・・・最終的な取り調べの結果、河允明の営利誘拐の被害者は、全部で約150名であることが判明した。こうした就業詐欺による中国への人身売買は、国内の接客業ルートを通じても行われていた。同誘拐事件で中国のほかに、ソウルの20ヶ所の遊郭にも50余名の女性が売られた。警察は捜査のため遊郭に呼出状を送った。遊郭側はそれを警察当局が被害者を救う方針であると解釈し、また不法契約による前借金の損害を回避するために、女性たちを「北支」や「満州」方面に転売していた。転売された女性は合計12名を数えた。被害者の一人、趙鶴南は、ソウル並木町61番地の遊明楼の経営者によって山東省沓鏡慰安所に500円で転売されていた。 |
証言者 | 趙鶴南 |
証言者属性 | 朝鮮人被害者 |
部隊名 | |
資料タイトル | 日本の軍隊慰安所制度と朝鮮人軍隊慰安婦 |
著者、公文書発信者など | 尹明淑 |
公文書宛先 | |
発行日 | 2003.2.20 |
発行所 | 明石書店 |
ページ | 395 |
出典備考 | |
備考 |