| 出典種別 | 兵士の回想録等 |
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| 現在の地域情報 | 山東省 地名特定不可能 |
| 資料にある地域情報 | 山東省 |
| 慰安所があった時期 | 1943年1月 |
| 記載内容 | 昭和18年1月、北支山東省に駐留していた我が河部隊は南方に転進することになった。・・・或る部落に集合した我々の部隊は、南方に派遣される準備が着々進行していた。・・・「准尉。止まれ!話がある。こっちへ来い」と見習士官は荒げた声をかけた。准尉はマントを着ていた。「おいマントをとれ。」・・・「何だ、それは、俺の所に持って来い。」と言って兵隊に命令した。一目で米であることが分かった。「その米を持ってどこへ行くのだ。どこへ行くんだ。貴様が言えなければ俺が言ってやろう。ピーヤに行くんだろう。炊事から米をせしめてそれを持って行くとは何と根性のくさった野郎だ。」と言って力いっぱい准尉を突き飛ばした。 |
| 証言者 | 稲垣皐三 |
| 証言者属性 | 日本軍兵士 |
| 部隊名 | 河部隊 |
| 資料タイトル | 私と戦争 |
| 著者、公文書発信者など | 自分史交流プラザ |
| 公文書宛先 | |
| 発行日 | 1995.8.15 |
| 発行所 | 青孔社自費出版センター |
| ページ | 54 |
| 出典備考 | 稲垣皐三「准尉と見習士官」 |
| 備考 |
※日本軍慰安所マップの地点としては反映させていない。
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