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資料の詳細

出典種別 被害証言
現在の地域情報山西省 運城市 夏県
資料にある地域情報夏県 黒須のいた慰安所
慰安所があった時期1938年8月頃
記載内容夏県周辺は1938(昭和13)年3月日本陸軍が同蒲線上を南下し、わずかに点と線だけを確保した山西省の南端である。激戦のあった5ヵ月後、黒須かなたち慰安婦一行は軍隊の性欲処理のためにここまでやってきた。一行の着いた夏県は古い城壁に囲まれたゴーストタウンだった。・・・彼女たちが到着する前に、もうすでに9人の朝鮮人慰安婦たちがこの城内に来ており、2人の朝鮮人経営者のもとでそれぞれわかれて営業していた。到着すると彼女たちは、軍隊から寺の坊のような空き家をあてがわれた。そしてここには1個大隊が城内に駐屯していた。
証言者黒瀬かなよ(黒須かな)
証言者属性日本人被害者
部隊名
資料タイトル戦争と人間の記録・軍隊慰安婦
著者、公文書発信者など金一勉
公文書宛先
発行日1977.12.30
発行所現代史出版会
ページ162-163
出典備考上坪隆「芸者・黒須かなの従軍」
備考 テキサス大学図書館公開の中国地図・新絳(シリーズL500、1954~)に「夏県」がある。安邑の北東、地図の左下角付近である。現在の地図で同所は「夏県」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・新絳は次を参照のこと。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-ni49-3.jpg
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