出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 山西省 地名特定不可能 |
資料にある地域情報 | 山西省晋察冀辺区 陽泉から盂県への行軍 |
慰安所があった時期 | 1941年 |
記載内容 | 初年兵時代初めて参加した大規模な討伐作戦は、古年兵たちの言い方では晋察冀辺区の討伐作戦と呼んでいたと記憶しています。・・・その作戦中、私の中隊が、乳飲み子を抱いた30歳前後の女の人を捕まえ、お決まりのように輪姦ををしました。・・・しかしこの時は、この女の人を殺さず、行軍に連れて行ったんです。その晩野営する時にも、その女の人を留め置き、逃げられてはいかんということで、衣類を全部取ってしまい身につけているのは靴だけにしました。翌日の行軍でもまたその格好で赤ん坊を抱いた彼女を歩かせました。・・・一人の兵隊が立ち上がって、女の人が抱いていた赤ん坊を引ったくって、ぱーっと投げた。ちょうど左側は2~30メートルの崖だったから、赤ん坊は下へ叩きつけられて、当然即死したでしょう。その次の瞬間、1秒もたたないうちに女の人が、後を追って谷底に飛び込んでしまいました(その時は括っていなかったから)。その古年兵は女の人が飛び込んだことを笑い話みたいにしてゲラゲラ笑っていました。 |
証言者 | 近藤一 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 独立混成第4旅団独立歩兵第13連隊第2中隊 |
資料タイトル | ある日本兵の二つの戦場-近藤一の終わらない戦争 |
著者、公文書発信者など | 内海愛子・石田米子・加藤修弘 |
公文書宛先 | |
発行日 | 2005.1.20 |
発行所 | 社会評論社 |
ページ | 66-68 |
出典備考 | 山西省性暴力被害者損害賠償請求訴訟(控訴審) 口頭弁論調書 (9-10ページ)甲97号証 |
備考 |
※日本軍慰安所マップの地点としては反映させていない。
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