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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報安徽省 滁州市
資料にある地域情報除県
慰安所があった時期
記載内容伊藤さんが出征したのは昭和18年3月のこと。最初に駐屯した所は、中部中国の丹陽。それから鎮江、除県、南京、上海と、伊藤さんはわたり歩いたことになる。鵄第3063部隊は、いわゆる戦闘部隊であり、常に最前線にいた。幾度も弾丸の雨の中をくぐってきた。彼は語る。
「それぞれの町に駐屯した時、慰安婦はいました。おおよその見当で1個大隊に15人から20人ぐらいいたんじゃないかと思います。今でも憶えているのは、毎週金曜日に、彼女たちの病気の検査がありまして、土曜日にその結果が発表になるんです。それを見て、翌日、誰のところへ行くかを決めたりするんです。・・・」
女たちは、中国人か朝鮮人。日本人の女もいたが、それは将校用の女たちだったという。・・・
証言者伊藤晃三
証言者属性日本軍兵士・軍曹
部隊名第61師団東都第63部隊(鵄第3063部隊)
資料タイトル従軍慰安婦〈正編〉
著者、公文書発信者など千田夏光
公文書宛先
発行日1978.9.30
発行所三一書房
ページ168-169
出典備考注:除県とあるのは滁県のこと。現在の「滁州市」である。徐州市ではない。
備考 現在の地図で滁州市である。南京市の西にある。テキサス大学図書館公開の中国地図・蚌埠(シリーズL500、1954~)に滁県がある。地図の右下部「2-7」にある。現在の地図で同所は「滁州」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・蚌埠は次を参照のこと。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-ni50-15.jpg
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