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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報安徽省 池州市 貴池区  方村
資料にある地域情報方村
慰安所があった時期1941年
記載内容この頃、池州前面の石帽山付近の状況が活発になり、方村で小隊は一泊することになった。方村には、いつの間にか貧弱な設備ながら飲食店と酒保を兼ねたような店も出来、朝鮮の慰安婦も一つの廓を作っていた。従って大隊本部位置に一泊するすることは、誰にとっても一応生命の洗濯をする機会がもてることになる。・・・歌曲に聞き惚れていると、背後から女が腕を引っぱった。一、二度馴染んだ慰安婦である。ほかにも2,3人の女達が土間に出て片岡中尉のギターに耳を傾けていた。考えて見れば、慰安婦達も哀れな存在である。・・・女を誘いあるいは女に伴われてそれぞれの部屋に向ったのは言うまでもない。
証言者川北恵造
証言者属性日本軍兵士
部隊名中支派遣138連隊
資料タイトル揚子江 -日中戦争 参戦の実録-
著者、公文書発信者など川北恵造
公文書宛先
発行日1979.5.18
発行所サンケイ新聞社特別開発室
ページ270, 276-277
出典備考注:214p「殷家滙地区周辺要図(約10万分の1)」に、安慶府東方の揚子江南岸「前江口」地点から南下する道路の先に「方村」がある。その方村の東方に殷家滙(いんかわい)がある。
備考 p214に「殷家滙地区周辺要図(約10万分の1)」あり。
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