出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 安徽省 池州市 貴池区 殷匯鎮 |
資料にある地域情報 | 殷家滙 |
慰安所があった時期 | 1941年 |
記載内容 | 「そうだ、忘れていたが……」と、彼は声を落として「近く白馬が来ることになっている。目下館を設営中だ」「ほお、それは絶好だ。共同便所なら誰憚ることなく用足しに来るか」扉口に立って私は哄笑した。「便所箒の希望者が殺到して、殷家滙も賑やかになるぞ」彼も私を送り出しながら冗談口を叩いた。殺伐とした戦場にあっては、慰安婦の存在は無視出来ない。 |
証言者 | 川北恵造 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 中支派遣138連隊 |
資料タイトル | 揚子江 -日中戦争 参戦の実録- |
著者、公文書発信者など | 川北恵造 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1979.05.18 |
発行所 | サンケイ新聞社特別開発室 |
ページ | 225 |
出典備考 | 注:214p「殷家滙地区周辺要図(約10万分の1)」に、安慶府東方の揚子江南岸「前江口」地点から南下する道路の先に「方村」がある。その方村の東方に殷家滙(いんかわい)がある。その殷家滙の先の道は秋浦川を渡った後、北上して池州に至るのである。 |
備考 | p214に「殷家滙地区周辺要図(約10万分の1)」あり。 |