証言,公文書等,様々な文書を徹底調査

資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報江蘇省 徐州市 沛県
資料にある地域情報沛県
慰安所があった時期1942年頃
記載内容元兵士たちは、知事のあとから博物館を出た。・・・「中隊本部じゃないか!」彼らの戦友が小さく叫んだ。・・・40年前、男の中隊があった民家だった。土塀に囲まれた屋敷で、土壁の平屋が3戸並んでいた。・・・知事は、男がここに駐屯し、戦友たちがこの近辺で闘ったことを知っているのだろうか。・・・「こっちが慰安所だったんですよ。朝鮮から引っぱってこられた女が20人ばかりおったんです」中の横にいた一人が声をひそめて、道の反対側の民家を指差した。知事の視線を気にしながら、中は、たて長の漆喰の家を見た。「どうして村人を殺ってまでどろぼうするのか。食うことと、慰安所に行くためじゃった。べっぴんを買うんには3円いるんじゃけん。給料は7円20銭だけじゃった」日本を出発する前、男はそう言った。その慰安所の前に、いま男は立っている。
証言者中隊本部にいた男
証言者属性日本軍兵士
部隊名
資料タイトル中国侵略 新聞記者が語りつぐ戦争 6
著者、公文書発信者など読売新聞大阪社会部
公文書宛先
発行日1985.8.10
発行所角川書店(角川文庫)
ページ149-150
出典備考注:82年5月、戦友会「江南友の会」の訪中。40年前の戦争というから1942年のことか。
備考 徐州市の北に沛県がある。テキサス大学図書館公開の中国地図・商邱(シリーズL500、1954~)に「沛県」がある。地図の右端「9-4」にある。現在の地図の同所は「徐州市沛県」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・商邱は次を参照のこと。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-ni50-6.jpg
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