資料の詳細

出典種別	公文書・軍関係資料等
現在の地域情報	江蘇省　常州市
資料にある地域情報	常州駐屯
慰安所があった時期	1938年3月
記載内容	3月3日（木）・・・会報　四、外出証を所持せずして慰安所に行く者あり又割当の日ならざるに行く者あり　五、慰安所規定中必要なる事項及注意を左に示す　1.下士官、兵の入口は南側東門とす　2.単価　支那人1円　朝鮮人1円50銭　日本人　2円　3.金は必ず支払うこと　4.時間は概ね1時間以内　5.防毒に注意すること　6.飲酒者の出入り禁ず 3月11日（金）・・・中隊会報　一、下士官にして慰安所に夜行く者あり　昨日憲兵隊にて確証を得たりと　日直、巡察将校にてよく取締ること　又他部隊の割当日に行く者あり　二、外出先の兵の行動不良なり　巡察者、憲兵に非違を認めらるるが如き事無き様に特に慰安所に於ける行動を慎むべし・・・ 3月14日（月）・・・会報・・・七、慰安所に於いては行動を慎み暴行など行わぬこと・・・ 3月16日（水）・・・会報・・・二、次の物品を慰安所に置き忘れあり　憲兵隊にて保管す　1.巻脚絆1組　2.19円50銭入財布・・・四、慰安所の公休日は毎月15日とす・・・ 3月22日（火）・・・会報・・・三、慰安日には診断なし 3月23日（水）・・・中隊会報・・・四、明日の慰安所使用時間は午前11時30分より午後１時まで　下士官は午後5時より6時までとす　往復は必ず下士官の引率に依る・・・ 3月25日（金）・・・中隊会報・・・十一、第１中隊の兵にて昨日飲酒の上慰安所に到り憲兵に留置せられし者あり　楼主より憲兵分隊に通知すること有れば注意せよ
証言者
証言者属性
部隊名	独立攻城重砲兵第2大隊第2中隊
資料タイトル	中隊会報（独立攻城重砲兵第2大隊第2中隊陣中日誌　昭和13年1月1日～昭和13年4月30日）
著者、公文書発信者など	独立攻城重砲兵第2大隊第2中隊
公文書宛先
発行日	1938.3
発行所
ページ
出典備考	アジア歴史資料センター：C11111881000簿冊表紙、c11111881300中表紙及び本文　0152-0153（3.3）0174-0175（3.11）0182-0183（3.14）c11111881400本文　0190-0191（3.16）0204-0206（3.22）0208-0209（3.23）0212-0214（3.25）／wam公文書サイト：K_D_054-4（3.3）、K_D_054-5（3.11）、K_D_054-6（3.14）、K_D_054-7（3.16）／『政府調査「従軍慰安婦」関係資料集成』2・5巻、女性のためのアジア平和国民基金、[2]1997.3.20　[5]1998.7.20、龍溪書舎、[2]241　[5]資料の概要紹介58ページ
備考	テキサス大学図書館公開の中国地図・武進（シリーズＬ500、1954～）に「武進・WU-CHIN（CHANGCHOW）」がある。CHANGCHOWは常州のこと。常州は武進とも呼ばれていた。地図の右上「7-2」にある。現在の地図の同所は「常州市」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・武進は次を参照のこと。 http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nh50-4.jpg