証言,公文書等,様々な文書を徹底調査

資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報江蘇省 南通市
資料にある地域情報南通
慰安所があった時期1938年
記載内容南通は揚子江北岸の近代都市だ。ここには大きな紡績工場もあった。さいしょ飯塚部隊の第1大隊が占領したところだが、部隊が北上したあとは1個中隊が駐屯して警備に当っていた。驚いたことには、ここには、逸早く遊廓がつくられていたことだ。東京部隊らしく、門の入口には「吉原」と大書してあった。門を入ると中には大きな池があって、その周囲に土壁の家が並んでいた。池のほとりには若い姑娘たちが兵士と戯れていた。美しい娘が多かったが、それでも兵たちの話をきくと、大隊本部が前進するとき、特別、美しいのを何名か連れて行ったのだという。
証言者小俣行男
証言者属性従軍記者
部隊名
資料タイトル戦場と記者
著者、公文書発信者など小俣行男
公文書宛先
発行日1967.3.30
発行所冬樹社
ページ27
出典備考注:著者略歴に、本名は行夫。「昭和11年3月読売新聞社に入社 同13年1月従軍記者として中支戦線に特派」とある。証言の直前、27pに「徐州会戦の作戦開始を待っていた」とあるから1938年のことか。
備考 著者略歴に、本名は行夫。「昭和11年3月読売新聞社に入社 同13年1月従軍記者として中支戦線に特派」とある。
テキストのコピーはできません。