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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報浙江省 杭州市
資料にある地域情報杭州
慰安所があった時期1938年初頭
記載内容杭州には、当初中国人経営の民間慰安所があり、兵隊たちは「野鶏クーニャン」(中国人慰安婦)の元に足を運んだ。軍隊慰安所が開設されるのに、そう時間はかからなかった。18師団にとって最初の軍隊慰安所には、日本人業者が連れてきた日本人慰安婦と朝鮮人慰安婦がそれぞれ半数ずついた。杭州で初めて開設された軍隊慰安所に、兵隊たちは群がった。
杭州にできた慰安所には、日本人慰安婦が30人、朝鮮人慰安婦が20人いた。慰安所を経営していたのは、日本人夫婦だった。民家を改造して小さな「部屋」を作り、なかにベッド一つが置かれていた。兵隊が行けるのは昼間で、将校たちは、同じ慰安所に夜、出かけていった。
証言者田中篤
証言者属性日本軍兵士・小隊長
部隊名第18師団通信隊
資料タイトル従軍慰安婦と十五年戦争 ―ビルマ慰安所経営者の証言
著者、公文書発信者など西野留美子
公文書宛先
発行日1993.5.30
発行所明石書店
ページ69-71
出典備考
備考 テキサス大学図書館公開の中国地図・HANG-CHOU(シリーズL500、1954~)に「杭州」がある。地図の左下「2-5」にある。現在の地図の同所は「杭州市」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・HANG-CHOUは次を参照のこと。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nh51-5.jpg
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