出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 上海市 楊浦区 東沈家宅 |
資料にある地域情報 | 楊家宅 |
慰安所があった時期 | 1938年1月 |
記載内容 | 彼女らは「皇軍兵士」の慰問使として朝鮮及び北九州の各地より募集せられた連中であった。興味あることには、朝鮮婦人の方は年齢も若く肉体的にも無垢を思わせる者がたくさんいたが、北九州関係の分は既往にその道の商売をしていた者が大部分で、後者の中には鼠蹊部に大きな切開の瘢痕を有する者もしばしばあった。・・・かくして上海軍工路近くの楊家宅に、軍直轄の慰安所が整然とした兵営アパートの形式で完成した。その慰安所規定に曰く、 一、本慰安所ニハ陸軍々人軍属(軍夫ヲ除ク)ノ外入場ヲ許サズ。・・・ 右のようにはなはだ無粋なやり方ではあったが、カミシモ商法の暖簾をかかげた。 |
証言者 | 麻生徹男 |
証言者属性 | 日本軍兵士・軍医 |
部隊名 | 上海派遣軍14兵站病院勤務 |
資料タイトル | 上海より上海へ 兵站病院の産婦人科医 |
著者、公文書発信者など | 麻生徹男 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1993.8.15 |
発行所 | 石風社 |
ページ | 41-42 |
出典備考 | 麻生徹男「戦線女人考 証言」 |
備考 |