出典種別 | 被害証言 |
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現在の地域情報 | 上海市 楊浦区 東沈家宅 |
資料にある地域情報 | 上海市の西郊に近い軍工路地区 楊家宅 |
慰安所があった時期 | 1938年1月 |
記載内容 | 開業第1日目はそんな中に暮れていった。2日目は、慶子の場合で午前中1人、午後2人、夜1人。初日のようなことはなかったが、誰かの言っていたような「兵隊の行列ができる」ことはなかった。3日目も同じく午前中2人、午後2人。夜は誰もこなかった。・・・4日目になって客は心もちふえたが、数はたいして変わらなかった。慶子たちにとってはそのほうが楽でよかったが、このころになって、“陸軍娯楽所”を運営する第11 兵站司令部で「どうしてこんなに不人気なのか」問題になったという話を慶子はきいた。・・・そのうち入口に憲兵が立っていたり、牛太郎まで軍服着ているのでは兵隊たちも“女”買った気になれないのだろう。 |
証言者 | 笹栗フジ(慶子) |
証言者属性 | 日本人被害者 |
部隊名 | |
資料タイトル | 従軍慰安婦・慶子 |
著者、公文書発信者など | 千田夏光 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1981.11.30 |
発行所 | 光文社 |
ページ | 137-139 |
出典備考 | |
備考 |