資料の詳細

出典種別	目撃証言
現在の地域情報	湖北省　武漢市
資料にある地域情報	漢口
慰安所があった時期	1943年
記載内容	内科病棟では目のパッチリした阿部トスヘさんと勤務が一緒だった。或る日かの女が診察室へふくらんだ風船を持って来た。「懐かしいわね、郷里のお祭りを想い出すネェー」・・・その夜、突然内科勤務全員は月夜のテニスコートに集合をかけられ、婦長殿から大目玉をいただいた。仕事中に騒いだことが悪くてこんなに怒られるとは、と始めはキョトンとしていたが、後であの風船は兵隊さん達が慰安所へ行く時の必需品と知った。
証言者	佐々木ゆき（旧姓菅野）
証言者属性	従軍看護婦
部隊名	日赤第444救護班、中支第6127部隊野戦予備病院
資料タイトル	湖北の空　長江の流れ　岩手の従軍看護婦の手記
著者、公文書発信者など	南部初巳
公文書宛先
発行日	1977.8.15
発行所	岩手の従軍看護婦の手記刊行会
ページ	47-48
出典備考	佐々木ゆき「恩給も、感謝状もなく　あの風船は、兵隊さんの必需品」
備考	テキサス大学図書館公開の中国地図・漢口（シリーズＬ500、1954～）に「漢口」がある。地図の左側中央「3-8」にある。現在の地図で同所は「武漢市」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・漢口は次を参照のこと。 http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nh50-5.jpg