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資料の詳細

出典種別 被害証言
現在の地域情報湖北省 武漢市
資料にある地域情報漢口
慰安所があった時期
記載内容中部中国の、九江、安慶、漢口(現在は武漢)の慰安所を転々としていた元慰安婦だった婦人である。四国の松山で私娼屋にいたのを勧誘され、四国兵団の慰安婦に昭和14年なったという。「慰安婦になるとき、戦場に着いた当初は、“こんな体の私でもお国の為に働けるんだ”と思った。・・・第一線では兵隊たちと食べる物も一緒だし、兵隊は明日死ぬかも知れないと思っている。私たちもそんな彼らを本気に慰めようと思った。将校たちも顔を見ると、“ご苦労!”などと言ってくれた。ところが後方に来ると本当に“共同便所”扱いなの。将校や下士官たちの中には面と向かってそう言うのがいた。安慶のことだけど、或る通過部隊の将校に呼ばれて行ったら、その時だけベッドに入れ、終わると、“床に寝ろ”と顎でしゃくるの・・・」
証言者斉藤キリ
証言者属性日本人被害者
部隊名
資料タイトル従軍慰安婦〈正編〉
著者、公文書発信者など千田夏光
公文書宛先
発行日1978.9.30
発行所三一書房
ページ87-88
出典備考
備考 テキサス大学図書館公開の中国地図・漢口(シリーズL500、1954~)に「漢口」がある。地図の左側中央「3-8」にある。現在の地図で同所は「武漢市」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・漢口は次を参照のこと。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nh50-5.jpg
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