証言,公文書等,様々な文書を徹底調査

資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報湖北省 武漢市 武昌区
資料にある地域情報武漢(武昌)
慰安所があった時期1938年11月
記載内容11月16日の朝のことである。私が宿舎の二階の窓を開けると、裏の細いクリークの石の橋の傍の共同井戸の所に、赤い襦袢の女がいるのに私は吃驚した。私の宿舎と50メートルくらいしか隔たっていない所に軍の慰安所、梅崎楼ができたのであった。兵站が前日から武昌に6ヶ所開設したのである。夕方になると軍用船の船員たちがぞろぞろそこへ行くのが見受けられた。(翌朝、私も夕方郵便夫1名といっしょに覗きに行く。廊下に灯もついておらず、女は11名だが切符は売切れ。二階の廊下にも兵隊ががやがやいる。とび上がってベットとベットを区切るベニヤ板の間仕切りの中を覗こうとする者もいる。私たちはこれで帰ったが、曹長が「船員のくせに生意気だ」と喧嘩したらし)。
証言者佐々木元勝
証言者属性日本軍兵士
部隊名
資料タイトル続野戦郵便旗
著者、公文書発信者など佐々木元勝
公文書宛先
発行日1973.7.10
発行所現代史出版会
ページ149
出典備考
備考 テキサス大学図書館公開の中国地図・漢口(シリーズL500、1954~)に「武昌」がある。地図の左側中央「4-8」にある。現在の地図で同所は「武漢市武昌区」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・漢口は次を参照のこと。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nh50-5.jpg
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