資料の詳細

出典種別	兵士の回想録等
現在の地域情報	湖北省　武漢市　武昌区
資料にある地域情報	武昌近く
慰安所があった時期	1939年秋
記載内容	「看護長殿、慰安所の従業婦たちが待遇をよくしてくれ、といって座り込んでいます。どうしたらいいでしょうか」・・・馬を飛ばして行ってみると、慰安所の入口は内からカギがかけられ、「オトウサン」と呼ばれていた経営者の「金」という朝鮮半島出身（以下、朝鮮人）の男が、表でおろおろしている。その金と一緒に裏口から入ってみると、「座り込み」とはよくいったもので、12,3人の女が事務所の床にべったり座り込んでいた。「20歳から42,3歳」くらいの「ほとんど」が朝鮮からの女性だった。
証言者	藤本秀美
証言者属性	日本軍兵士・衛生伍長
部隊名	野戦重砲第6旅団輜重隊第3中隊
資料タイトル	生き残った兵士の証言　極限の戦場に生きた人間の真実
著者、公文書発信者など	土井全二郎
公文書宛先
発行日	2004.9
発行所	光人社
ページ	170-171
出典備考	藤本秀美「戦場に於ける看護日誌」
備考	テキサス大学図書館公開の中国地図・漢口（シリーズＬ500、1954～）に「武昌」がある。地図の左側中央「4-8」にある。現在の地図で同所は「武漢市武昌区」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・漢口は次を参照のこと。 http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nh50-5.jpg