出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 湖北省 武漢市 江夏区 馬鞍村 |
資料にある地域情報 | 湖北省 武昌県 馬鞍山市 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 19日、武昌県馬鞍山市に到着した。・・・師団司令部は紙坊、旅団司令部は山坡にあり、この地区に1個師団が集中した。・・・こういう殺伐な空気を察した本部では、准尉さんが漢口か岳州かへ行って、慰安所を連れて来た。いずれ戦いが始まって前線へ出たら、現在持っている儲備券はなんの役にも立たない。敵地で通用するはずはない。持っていても雨にあい水を潜れば、すぐ駄目になってしまう。兵隊はそれを十分知っているので、役に立つ所で使ってしまおうとする。まして明日の命は知れないのである。急いで作った掘っ立て小屋の慰安所は大繁盛した。 |
証言者 | 戸田芳郎 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 68師団独立歩兵第117大隊 |
資料タイトル | 山河追想 〈一補充兵の戦争記録〉 |
著者、公文書発信者など | 戸田芳郎 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1992.1 |
発行所 | 昭文堂 |
ページ | 122 |
出典備考 | アジア歴史資料センター:C11110656800の2157「警戒配備要図」に「馬鞍山市」が記載されている。 |
備考 |
テキサス大学図書館公開の中国地図・漢口(シリーズL500、1954~)に「馬鞍山市」がある。地図の「3-3」にある。現在の地図で同所は「武漢市江夏区馬鞍村」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・漢口は次を参照のこと。 http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nh50-5.jpg |