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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報湖北省 武漢市 江夏区 土地堂村
資料にある地域情報土地塘
慰安所があった時期1944年4月頃
記載内容武昌の平原に特訓の明け暮れを送って2ヵ月が過ぎるころ、土地塘駅前の小さな田舎街に、粗末な慰安所と食堂が開設された。食堂といってもくすびた土間のテーブルで、せいぜい味もないソバが食べられるくらいのもの。また、慰安所も純チャン(支那人)でうらぶれた年増女か、それとも12,3歳のいたいけな小姑が3~4人―よければ相手になってやるという顔付きでいた。仕切られたアンペラも兵の帯剣で幾個所か破られているところでは、性欲の便所とはいえ、兵たちにも魅力的なものではなかった。
証言者吉川秀雄
証言者属性日本軍兵士
部隊名嵐兵団歩兵第120連隊第7中隊
資料タイトル嵐兵団歩兵第百二十聯隊史 血涙の記録(下巻)
著者、公文書発信者など嵐兵団歩兵第120聯隊史編纂委員会
公文書宛先
発行日1977.12.1
発行所一二〇友の会
ページ295
出典備考第7中隊 吉川秀雄「特訓に明け暮れた土地塘時代」
備考 現地図の土地堂東駅の南に「土地堂村」がある。テキサス大学図書館公開の中国地図・漢口(シリーズL500、1954~)の武昌の南方に「土地塘」がある。地図の「4-4」にある。現在の地図で同所は「武漢市江夏区土地堂村」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・漢口は次を参照のこと。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nh50-5.jpg
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