資料の詳細

出典種別	兵士の回想録等
現在の地域情報	湖北省　武漢市　江夏区　金口
資料にある地域情報	金口鎮
慰安所があった時期	1944年
記載内容	聯隊本部の紙坊、大隊本部の五里界を遠く離れた金口鎮で久方ぶりにお山の大将となった。料理店あり、慰安所あり、日本商社員が訪れる街は毎日付近住民が集まり、舟の出入りは1日何十隻と商業活動が活発に行われ、敵対行為者も無く誠に以て休養にもってこいの良い処であった。検問所分哨の小西分隊などは毎日出入りの商船から献上品を頂戴しては、時折本部へも差入れる（日本酒、日本菓子等）又揚子江下流10粁の海軍検問所の舟艇が時々巡回して来ては砂糖、小豆等を多量に補給してくれるなど、中隊全員がゼンザイを腹一杯食べ、慰安所へと楽しそうな兵隊を眺め、私もその一員に加わったものである。
証言者	嶋田不二夫
証言者属性	日本軍兵士
部隊名	嵐兵団歩兵第120連隊第9中隊
資料タイトル	嵐兵団歩兵第百二十聯隊史　血涙の記録（下巻）
著者、公文書発信者など	嵐兵団歩兵第120聯隊史編纂委員会
公文書宛先
発行日	1977.12.1
発行所	一二〇友の会
ページ	298
出典備考	第9中隊　嶋田不二夫「金口鎮の警備」
備考	テキサス大学図書館公開の中国地図・漢口（シリーズＬ500、1954～）の武昌の南西に「武昌県（金口）」がある。地図の「2-5」にある。現在の地図で同所は「武漢市江夏区金口」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・漢口は次を参照のこと。 http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nh50-5.jpg