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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報湖北省 咸寧市 咸安区 横溝橋鎮
資料にある地域情報横溝橋
慰安所があった時期1945年
記載内容これから初年兵教育が始まるだろう。自分は中野准尉から慰労のため、馬橋温泉の警備隊長として勤務するよう命ぜられ、早速同地に赴いた。約3ヶ月程して今度は横溝橋へ変わる、ここで隊長代理をしている時、新任の吉賀見習士官が来た、ところが挨拶が無い、カチンときた自分はある日「隊長敵状、地形、民状視察の為街に行って来てください」と当番を付けて街に行ってもらった。視察の最後は慰安所である、ところが入ったら外から鍵がかかって出られない(慰安婦が帰すまいとしたのか、それとも誰かが仕組んだ策略なのか?)その晩小哨から一斉に軽機の点射が始まり、隊員には非常呼集がかかった、さあ敵襲!とばかり兵隊は大慌て、襦袢に袴下だけに帯剣を巻いて銃を持って飛び出す者、など大騒動となった。しかし敵がいるわけがない、暫くして演習と分かった・・・
証言者石原福一
証言者属性日本軍兵士
部隊名独立歩兵第12旅団(善)第238大隊(8部隊)第5中隊
資料タイトル十九年兵の苦闘 中支派遣独立歩兵第十二旅団(善)第二百三十八大隊(八部隊)第五中隊
著者、公文書発信者など善八五中隊戦友会
公文書宛先
発行日1994.9
発行所善八五中隊戦友会
ページ16
出典備考石原福一「中国転戦の記」
備考 岳州50万分の1の地図の咸寧の北東に「横溝橋市」がある。現在の地図では「横溝橋鎮」に相当する。テキサス大学図書館公開の中国地図・修水(シリーズL500、1954~)に「横沟橋」がある。咸寧の北東、地図の「4-1」にある。現在の地図で同所は「横溝橋鎮」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・修水は次を参照のこと。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nh50-9.jpg
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