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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報湖北省 咸寧市 咸安区 馬橋鎮
資料にある地域情報馬橋
慰安所があった時期
記載内容ところが初年兵が配属になる前は新設旅団で食事の待遇は良かったと古年兵達は言っていた。この原因の一つは後で判ったのであるが、咸寧から6里ぐらい入った所に避暑(寒)馬橋という地名の温泉場があったのである。しかも日本式兵舎や日本家屋があり、ここの管理は漢口兵站司令部で、高級将校の休養場所で日本芸者を多数確保して慰安所兼割烹亭を開設して、第一次、二次長沙作戦の第一拠点として、現地視察の帰りに泊って戦陣の垢を流す温泉で、呂集団(軍)高級幹部の欲情の捌口の場所でもあったと言う。・・・
芸者酌婦などは月に1回以上、軍医の検査があり・・・
12月に移動を命じられた。1日行程の距離にある、馬橋という所に行軍が始まった。夕方、馬橋に到着して思い出した。青い川が流れていて崖の上に温泉がある。この温泉は軍直轄高級将校用の慰安所である。
証言者田代常雄
証言者属性日本軍兵士
部隊名支那派遣軍総軍直轄栄第1645部隊通信中隊
資料タイトル戦場のしおりー老兵と若者も告ぐー
著者、公文書発信者など田代常雄
公文書宛先
発行日1994.8.15
発行所武蔵野書房
ページ32-34、45
出典備考
備考 岳州50万分の1の地図では、馬橋は、咸寧と通山の間の咸寧よりにある。現在の馬橋鎮である。テキサス大学図書館公開の中国地図・修水(シリーズL500、1954~)に「馬橋市」がある。地図の「4-0」にある。現在の地図で同所は「馬橋鎮」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・修水は次を参照のこと。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nh50-9.jpg
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