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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報湖北省 孝感市 応城市 長江埠
資料にある地域情報長江埠
慰安所があった時期1939年
記載内容長江埠は中国人が城内にほとんど残っており、宣撫工作も行き届き、既に維持会はできていた。・・・そのころ一人の朝鮮人と知り合った。時々、肉、野菜等の食糧を受領にくる。話を聞くと慰安所の経営者だという。その慰安所は、師団について移動する。家屋も食糧も師団から支給されるのである。そのころまでは朝鮮語はまだ少しは話せた。親兄弟は今も朝鮮の釜山にいるというと、この親方、特別の感情があったのか、くる度に話をしにくる。朝鮮語を知っている兵隊は珍しい、それに家族も朝鮮にいるということで、親近感を覚えたのだろう。・・・そのころまた新たな作戦が始まるらしい。物資輸送のため、ジャンク(民船)を徴発せよと上から通達がきていた。作戦と共に物資輸送が始まるが、この付近は川が多いので、トラックのほか、中国のジャンクも利用しようということである。長江埠から下流4キロの地点に鎮(街)がある。
証言者松本堅二
証言者属性日本軍兵士
部隊名
資料タイトル一路平安(いーるぴんあん)
著者、公文書発信者など松本堅二
公文書宛先
発行日2001.4
発行所私家版(長崎県壱岐郡)
ページ111
出典備考
備考 武漢市の北西方向に長江埠がある。テキサス大学図書館公開の中国地図・孝感(シリーズL500、1954~)に「長江埠」がある。地図の右上付近「6-1」にある。現在の地図で同所は「長江埠」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・孝感は次を参照のこと。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nh49-8.jpg
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