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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報湖北省 天門市 岳口鎮
資料にある地域情報岳口鎮
慰安所があった時期1939年8月30日
記載内容8月30日
炊事に明けくれた平凡な1日であった。宿舎の前に金星館という看板をかかげた大きな家がある。支那服を着た女たちが出はいりしている。夜になると兵隊たちが門前市をなし、わいわいさわいでいる。私は帰還兵にそのことで尋ねて見た。「初年兵のお前たちは立ち入っちゃいけないぞ」と、前置きをしながら彼等は話をしてくれた。そこは慰安所、俗にピー屋と言い、内地のいわゆる女郎屋に相当するものであった。部隊が警備地に着くと、あとを追って1週間か10日後には開設するという。現在、金星館には20人くらい居り、全部が朝鮮人である。タイムは20分で下士官は1円20銭、兵は1円の由である。又、別棟には将校向けに日本婦人が接待するのだと言う。・・・
8月31日
きょうは補充要員の後続部隊が大挙、当岳口鎮に到着する日である。
証言者朝香進一
証言者属性日本軍兵士
部隊名歩兵第58連隊第9中隊
資料タイトル初年兵日記
著者、公文書発信者など朝香進一
公文書宛先
発行日1982.5.25
発行所鵬和出版
ページ142
出典備考注:249p「著者の軍隊手帳に記載された軍歴」には、「昭和14年・・・8月27日、岳口市到着。自8月27日、至12月11日、岳口市附近の警備並戦斗」とある。202p「58連隊警備要図」に岳口鎮に58連隊本部が付されている。岳口鎮に連隊本部があった。
備考 p249「著者の軍隊手帳に記載された軍歴」には、「昭和14年・・・8月27日、岳口市到着。自8月27日、至12月11日、岳口市附近の警備並戦斗」とある。p202に「58連隊警備要図」あり。
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