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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報湖北省 荊門市 沙洋県 沙洋鎮
資料にある地域情報沙洋鎮
慰安所があった時期1943年
記載内容作戦間、約50日間の間、私は女性をまったく見なかった。その結果が、男性の精神状態をこのようにずらしてしまうことを知り、あらためて特殊慰安所の必要性を痛感した。この欲望は食欲や尿意と同じであって、兵隊さんは慰安所を共同便所ぐらいにしか考えていなかった。とくに、作戦後、慰安所が繁盛するのは自然のなりゆきである。その結果、需要が供給を上回り、とくに沙洋鎮のような田舎町では、門前市をなし、「まだか」と真っ最中にドアをたたかれ、ときには中に侵入して足を引っ張る不逞の輩もいたとは、足を引っ張られた兵隊さんの話である。慰安所を利用するにも、営門を自由に通過できる将校は金と暇があればいつでも利用できた。兵隊さんが利用できるのは休日外出したときだけ、つまり休日の朝食後から夕食前までである。・・・
証言者久保村正治
証言者属性日本軍兵士
部隊名
資料タイトル第11軍通信隊
著者、公文書発信者など久保村正治
公文書宛先
発行日1987.3.30
発行所図書出版社
ページ97-98
出典備考注:著者紹介に「1941年電信第1連隊入営。1942年中支派遣野戦電信第9中隊転属、陸軍少尉任官。1945年中支派遣電信第13連隊転属、陸軍大尉。1946年第11軍司令部転属」とある。
備考 著者紹介に「1941年電信第1連隊入営。1942年中支派遣野戦電信第9中隊転属、陸軍少尉任官。1945年中支派遣電信第13連隊転属、陸軍大尉。1946年第11軍司令部転属」とある。
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