証言,公文書等,様々な文書を徹底調査

資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報湖北省 宜昌市
資料にある地域情報宜昌
慰安所があった時期1939年
記載内容「昭和14年、39師団に所属、中国語の特訓をうけて宜昌攻略戦に参加しました。軍が移動するたびごとに、かならずといっていいほど朝鮮出身の女性群がつづきます。チョギのすそを高くからげトランク一つを頭にのせて行軍の後尾をとぼとぼついて行く。作戦が一段落すると工兵隊のアンペラ囲いがはじまる。民家はほとんど破壊されて、たばこ畑だけが妙に青々としていました。長い兵隊の列と着剣した動哨が何とも妙な対照でした」と山口県の金子陽一さんは記している(朝日新聞「談話室」1986年12月23日)。戦闘のあいまにアンペラ小屋の「慰安所」にならぶ兵士の列。女性たちは「皇軍慰安婦」と書かれたうすよごれた腕章をつけており、流れ弾にあたって死ぬものもいるがそんなことはかまってもらえないとも。
証言者金子陽一
証言者属性日本軍兵士
部隊名39師団
資料タイトル「従軍慰安婦」にされた少女たち
著者、公文書発信者など石川逸子
公文書宛先
発行日1993.6.21
発行所岩波書店
ページ38-39
出典備考朝日新聞「談話室」1986年12月23日
備考 テキサス大学図書館公開の中国地図・宜昌(シリーズL500、1954~)に「宜昌」がある。地図の左上「2-9」にある。現在の地図で同所は「宜昌市」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・宜昌は次を参照のこと。
https://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nh49-7.jpg
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