証言,公文書等,様々な文書を徹底調査

資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報湖北省 宜昌市
資料にある地域情報宜昌
慰安所があった時期1941年
記載内容私は補助憲兵として宜昌に昭和16年、17年(1941,42)の2年間いました。宜昌は、山のなかの盆地で、その頃はぐるり重慶からきた部隊に包囲されており、銃弾の飛びかう最前線でした。そんな所にも、慰安所はありました。そこにあった慰安所には、30人ほどの朝鮮人慰安婦がいました。中国人の女は情報が漏れるのを恐れて雇いませんでしたね。しかし、なかには、中国人の慰安婦がいたところもありましたよ。憲兵に見つかるとジャグイ(楼主)が処罰されますから、内緒でね。ここのジャグイは、朝鮮人の男でした。昭和17年(1942)の春のことです。補助憲兵の隊員からこんな報告を受けました。「班長さん、毎晩酒を飲んでは暴れる慰安婦がいて、ジャグイも手をつけられないから、なんとかしてくれないかということですよ」
証言者本田新次郎(仮名)
証言者属性日本軍兵士
部隊名
資料タイトル従軍慰安婦― 元兵士たちの証言
著者、公文書発信者など西野留美子
公文書宛先
発行日1992.4.30
発行所明石書店
ページ15
出典備考
備考 テキサス大学図書館公開の中国地図・宜昌(シリーズL500、1954~)に「宜昌」がある。地図の左上「2-9」にある。現在の地図で同所は「宜昌市」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・宜昌は次を参照のこと。
https://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nh49-7.jpg
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