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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報湖北省 宜昌市 五峰土家族自治県
資料にある地域情報湖北省 五峯県 劉家畔
慰安所があった時期
記載内容39師団233連隊3大隊が、湖北省五峯県劉家畔に侵略したのは、「常徳作戦」も終わりに近い、1943年11月の末で、第3機関銃中隊が、大風口山を背にした劉家畔の川べりの7,8軒の民家に宿営した時のことである。・・・突然山の中腹の一軒家の方から「アーッ」という女の子らしいカン高い悲鳴が聞こえた。・・・毛虫の佐野と、痩の中川が、14,5歳と思われる少女の両腕を抱えるようにして引きずってくるのが眼についた。・・・私はすかさず少女の握りしめているズボンを奪いとり、細い小女の腕をねじあげ、傍らの百姓家に押しこみ、谷川軍曹に先を越された忌ま忌ましさに舌打ちをしながら外に出てきた。内からは小女をものにしようとしてビシビシと殴りつける音や、ガタガタと物がひっくり返る音が、ウーンと息が止まるような少女の苦痛の叫びに入り交じって聞こえている。・・・中川や金森は、ますます荒れ狂う狼のように、次々獣欲を満たしていった。一番あとにされた私は、室内よりきこえてくる物狂おしい叫びに性欲を燃やし、満たされぬ欲望に腹が納まらず、手当たり次第に椅子や水がめを叩き壊していた・・・身動きできなくなった少女は、全身の力を眼に集中したように、その眼を怒りと憎しみに燃やし、激しく私をにらみつけている。・・・やにわにそばに落ちていた高梁穀を拾いあげると、小女の陰部にのどまでとどけと突き込んだ。「ギャッ」。・・・のたうちまわる少女の姿をあとにして、私は表に出た。
証言者山原良一
証言者属性日本軍兵士
部隊名39師団233連隊3大隊第3機関銃中隊
資料タイトル五人で少女を犯す―口から血が糸のように流れ
著者、公文書発信者など山原良一
公文書宛先
発行日
発行所
ページ
出典備考『季刊中帰連』第6号、1998.8、「中帰連」発行所、50-56ページ
備考 劉家畔、大風口山不明。宜都南西方向に「大風口」があるが大風口山との関係は不明。いずれにしろ現在の「五峰土家族自治県」内と思われる。テキサス大学図書館公開の中国地図・建始(シリーズL500、1954~)の宜昌の南西に「五峰」がある。地図の右下「6-4」にある。現在の地図で同所は「五峰土家族自治県」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・建始は次を参照のこと。
https://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nh49-6.jpg
※日本軍慰安所マップの地点としては反映させていない。
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