出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 湖南省 長沙市 |
資料にある地域情報 | 長沙 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 占領以来7カ月、長沙には早くも地方人(日本商人)が進出し、慰安所、食堂などを開いて兵隊相手に商魂の逞しさを見せていた。三村、岡本、中田上等兵の3人は、街の東側にある、湘江沿いの珍しい建物を見つけて入った。珍しいというのは、裸の男をパンティ1枚の姑娘が洗っている看板が掲げてあったからである。玄関を入ると、日本の銭湯の番台に似た受付があり、使用時間と料金が書いてあった。フロアでは散髪、爪磨き、靴磨き、クリーニングも出来るようになっており、5,6台のテーブルでは喫茶、麻雀も出来た。三村上等兵たちがフルコースを注文してテーブルで待っていると、ウエイトレスの姑娘がお茶を運んで来て料金を請求した。日本円(儲備券)で100円、中国法幣で25円だと云った。 |
証言者 | 森金千秋 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | |
資料タイトル | 悪兵 |
著者、公文書発信者など | 森金千秋 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1978.5.10 |
発行所 | 叢文社 |
ページ | 395 |
出典備考 | |
備考 |
テキサス大学図書館公開の中国地図・長沙(シリーズL500、1954~)に「長沙」がある。岳陽の南、地図の「9-2」にある。現在の地図で同所は「長沙市」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・長沙は次を参照のこと。 http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nh49-16.jpg |