出典種別 | 公文書・軍関係資料等 |
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現在の地域情報 | 江西省 九江市 |
資料にある地域情報 | 九江 |
慰安所があった時期 | 1940年1月 |
記載内容 | 1938年7月26日に日本軍に占拠された九江の場合は、「日本軍の入城に伴ひ旧在留邦人の復帰を始めとして慰安所、飲食店、料理店、酒保商人、雑貨商等皇軍を対象とする営業者の開店続出」した。九江は、日本軍に占拠されて「引続き武漢南昌並廬山の作戦基地として重要な地位を占め」ていたため、「他の占領地区とは大いに其の事情を異」にしており、「治安維持会の如きも占領7ヶ月後の客年〔1939年〕2月19日、其の結成を見、〔中国人〕難民の解放に至りては漸く7月1日実現せる状態」であった。そのため、「市内の復興遅々として進捗せさりしか邦人の復帰進出は日々相次」いで、日本軍を対象とする営業者の開店が続出していったという経緯がある。このように、九江は作戦基地という特性上、ほかの占領地より接客業者たちの進出が遅かったようであるが、それでも1939年12月末には、営業者は240戸(1193名)であり、1940年1月になると、266戸(1422名)に増加した。40年4月1日現在、営業者266戸のうち、もっとも多かった業種は雑貨商であり、日本人88戸、朝鮮人9戸、台湾人2戸であった。接客業関連をみると、旅館業は日本人3戸、料理業は日本人2戸、娯楽業は日本人1戸、飲食店は日本人44戸と朝鮮人2戸、慰安所は日本人8戸と朝鮮人8戸であった。 |
証言者 | |
証言者属性 | |
部隊名 | |
資料タイトル | 日本の軍隊慰安所制度と朝鮮人軍隊慰安婦 |
著者、公文書発信者など | 尹明淑 |
公文書宛先 | |
発行日 | 2003.2.20 |
発行所 | 明石書店 |
ページ | 356 |
出典備考 | 在九江領事館警察署「管内状況」1940.4(アジア経済研究所所蔵) |
備考 |
テキサス大学図書館公開の中国地図・九江(シリーズL500、1954~)に「九江」がある。地図の上端中央左寄り「0-8」にある。現在の地図で同所は「九江市」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・九江は次を参照のこと。 http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nh50-10.jpg |