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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報広東省 広州市 海珠区
資料にある地域情報河南
慰安所があった時期
記載内容広東河南に上陸してしばらくたった或日、“オイッ、初年兵、あしたは休みだよ、慰安所にでもゆくかッ!”・・・“古兵殿、慰安所ってどこにあるんですか” “そして何する処ですか、将棋や碁はありますか”・・・“すぐそこだ!こいつは面白い、慰安所を知らん奴が来たぞ、オイッあしたがきたらゆけば判る、よう分るけん、そりゃええ所だぞ!”・・・なる程、慰安所とは読んで字の如くなぐさめ安ずる所である。それに河南の繁華街にあった。鉄筋2階建の大きな家がそうである。部屋数にしてゆうに24、5はとれる。大きな一部屋をバラック式に板じきりがしてある。私が入ってゆくと大勢の兵隊が列を作り待っている。
証言者仁木靖武
証言者属性日本軍兵士
部隊名独立歩兵第70大隊
資料タイトル戦塵
著者、公文書発信者など仁木靖武
公文書宛先
発行日1981.9.25
発行所新風書房
ページ157-159
出典備考
備考 旧地図によると、現・海珠区の北西の一画が「河南」である。河南は現在の地図に見えず。テキサス大学図書館公開の中国地図・KUANG-CHOU(シリーズL500、1954~)に「広州」がある。地図の下中央「3-5」にある。河南は殊江を挟んで広州中心部の南にある。現在の地図に河南はない。上位地名の「広州市海珠区」でとった。テキサス大学図書館公開の中国地図・KUANG-CHOUは次を参照のこと。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nf49-4.jpg
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