証言,公文書等,様々な文書を徹底調査

資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報広東省 広州市 天河区 沙河
資料にある地域情報沙河
慰安所があった時期1939年頃
記載内容沙河周辺は、兵站地区内といっても、広東の様なわけにはゆかない。色々の部隊がおったが、すさんだ気持の毎日で、つまらぬことでけんかになる。第一線でいた方が、助け合って親しみが出る。中途半ぱで暇があるとろくなことはない。そんなことを考えたのか、軍指示として、移動慰安所の派遣を通達して来た。設置管理を命ぜられ、町の中心を避け、学校跡の建物を利用して部屋を造った。部室といっても2米長さの板で囲み、天井はなく、4畳敷位に区切り、すき間だらけで、隣が丸見えの小屋を造った。まるで馬房である。準備完了で、愈々移動慰安婦がやってきた。日系3名、朝鮮系3名、前者は22才から28才、後者は18才から20才、前者は経験豊かで慣れたものである。早速午前中は検診である。衛生下士兵を助手に、股間の検査である。厳密にいうと、その半数は使用禁止にしたい。
証言者山田長之助
証言者属性日本軍兵士・軍医
部隊名
資料タイトル我が従軍記
著者、公文書発信者など山田長之助
公文書宛先
発行日2006.12.15
発行所Oc&Sパブリッシング
ページ57
出典備考
備考 香港50万分の1の地図には、広東(広州)の北東方向直ぐの所に「沙河」がある。現在の地図の同所にも「沙河」がある。テキサス大学図書館公開の中国地図・KUANG-CHOU(シリーズL500、1954~)の広州北東直ぐの所に「沙河墟」がある。地図の「3-6」にある。現在の地図で同所は「広州市天河区沙河」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・KUANG-CHOUは次を参照のこと。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nf49-4.jpg
テキストのコピーはできません。