資料の詳細

出典種別	兵士の回想録等
現在の地域情報	広西チワン族自治区　欽州市　欽北区　小董鎮
資料にある地域情報	小董墟
慰安所があった時期	1940年2月
記載内容	南寧東北方の戦闘を終って私は第1ＭＧの職を大山中尉に譲り、聯隊副官として小董墟付近に集結、欽寧公路の確保に当った。・・・部隊副官の仕事は、過去3年1万数千名に上る。将兵の戦功の調査図への上申事務と慰安所の秩序維持だ。当時、朝鮮籍の業者が来ていて、兵隊との間は、いざこざなど全くないが、慰安婦同志のゴタゴタ、楼主と慰安婦との労賃紛争、内容はここに書く訳にも参らぬが、楼主から呼びに来れば断り切れず、出向いての調停役、お影で私は本職の部隊、副官業務は落第だったが慰安所の仲裁役は立派に卒業した。
証言者	川崎陸雄
証言者属性	日本軍兵士
部隊名	台湾歩兵第2連隊
資料タイトル	軍旗と共に幾山河
著者、公文書発信者など	藤岡孫市　印道政巳編
公文書宛先
発行日	1977.10.02
発行所	台歩二会事務局
ページ	93
出典備考	川崎陸雄「中南支戦跡回顧」
備考	戦時中は広東省だったが、戦後、広西省へ編入／小董墟の位置。アジア歴史資料センター：C13031869700の0106「欽寧道両側地区敵情要図」に「小董墟」がある。奇霊圩の直ぐ東である。現在の地図では同所は「小董鎮」である。／テキサス大学図書館公開の中国地図・NAN-NING（シリーズＬ500、1954～）に「小董墟」がある。地図の下側左寄り「5-5」にある。現在の地図で同所は「欽州市欽北区小董鎮」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・NAN-NINGは次を参照のこと。 http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-nf49-5.jpg