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資料の詳細

出典種別 被害証言
現在の地域情報海南省 陵水黎族自治県 架馬
資料にある地域情報陵水県 架馬村
慰安所があった時期
記載内容原告黄有良は1928年1月(民暦16年陰暦12月)、陵水県寥次峒架馬村に生まれた。黎族の女性である。・・・原告黄有良が14才の時、田で稲を運ぶ準備をするために村から出ようとした時、突然10名程の日本兵が来た。日本語は分からなかったが「待て」というようなことをいったので、驚いて全力で駆けて逃げたが、日本兵に追いかけられて捕まってしまった。・・・その後、士官らしい男が原告黄有良に抱きつくなどしたので、原告黄有良は夢中で逃れて家に逃げたが、その日本兵が、家まで付いてきていて原告黄有良を乱暴に押さえつけて服を引き裂き強姦した。その日本兵が去った後、原告黄有良は恐ろしさに隣家に隠れていたが、翌日、強姦した士官が数名の兵を連れて家に原告黄有良を探しにやってきて、居ないと知ると父親を腹這いにさせて何度も殴ったので、原告黄有良は放っておくことができず、家に戻ったところ、再び強姦された。そして日本軍の駐屯地に連行され、兵舎の傍の建物に住まわされた。原告黄有良は昼は日本兵のため米を搗いたり、掃除や洗濯の雑用をさせられ、夜は毎日、日本兵により強姦された。建物にはゴザをひいた木のベッドが置かれ、連行されてきた女性5,6人がおり、原告黄有良は多いときは5,6人の日本兵により強姦された。
証言者黄有良
証言者属性中国人被害者
部隊名
資料タイトル海南島戦時性暴力被害賠償請求訴訟・訴状
著者、公文書発信者など原告ら訴訟代理人
公文書宛先東京地方裁判所
発行日2001.7.16
発行所
ページ14
出典備考「謝罪文交付等請求事件」は訴状なので事件名なし。その後、「平成13年(ワ)第14808号謝罪文交付等請求事件」となる。原告ら訴訟代理人 弁護士 尾山宏 小野寺利孝 大森典子 中野比登志 坂口禎彦 杉浦ひとみ他
備考 現在の地図の陵水黎族自治県中心部の西方に、「架馬」がある。テキサス大学図書館公開の中国地図・萬寧(シリーズL500、1954~)の藤橋の北東に「陵水」がある。地図の左側「cl9-4」にある。架馬見えず。現在の地図で同所は「陵水黎族自治県架馬」である。テキサス大学図書館公開の中国地図・萬寧は次を参照のこと。
http://legacy.lib.utexas.edu/maps/ams/china/txu-oclc-10552568-ne49-6.jpg
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