出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 雲南省 保山市 龍陵県 平達郷 |
資料にある地域情報 | 平戞 |
慰安所があった時期 | 1944年 |
記載内容 | 龍陵会戦の目的は、すみやかに敵を撃破して、拉孟、騰越守備隊を救出することにあったが、二つの守備隊とも玉砕してしまった以上、もはや攻撃を続行する意義は失われてしまった。・・・軍司令官は、命令を下達した後、平戞守備隊だけは万難を排して必ず救出する固い決意を述べ、かつその必成を強く要望した。平戞救出作戦は斉整と進展し、救出部隊は9月22日、平戞に突入、病臥中の老守備隊長安倍和荘少佐(召27)以下患者や婦人部隊にいたるまで、全員の救出に成功して芒市に帰還した。・・・また、か弱い婦人を馬の背に乗せ、やさしくいたわりながらシャンシャンと手綱をひく兵たちのほほえましい姿も見られた。その中の1人に臨月の女性がいたが、芒市について安心したためか、急に産気づいて無事に男子を出産して、みんなから祝福された。 |
証言者 | 野口省己 |
証言者属性 | 日本軍兵士・第56師団参謀 |
部隊名 | 第56師団平戞守備隊 |
資料タイトル | 回想ビルマ作戦 第三十三軍参謀痛恨の手記 |
著者、公文書発信者など | 野口省己 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1995.10.26 |
発行所 | 光人社 |
ページ | 216-218 |
出典備考 | |
備考 | 同参謀は、同手記の別の章で「慰安婦」を「婦人部隊」あるいは「女性部隊」と称している。 |