出典種別 | 兵士の回想録等 |
---|---|
現在の地域情報 | 雲南省 保山市 龍陵県 松山村 |
資料にある地域情報 | 拉盂 |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | 拉孟は、遠く人里を離れた憩いの場のない最前線で、将兵は連日、陣地構築のための穴掘りが日課で、荒涼たる生活の連続でストレスがたまる一方であった。しかし、部隊長の粋なはからいで、陣外の片すみに慰安所も開設されて、潤いのある生活も与えられるようになった。こうして小規模ながらも、無人の山上の一角に、文化村(?)が出現し、将兵は束の間の平和をたのしんだが、それは嵐の前の静けさであった。・・・ 拉孟のような最前線で危険なところにも、日本人、朝鮮人あわせて約20名の慰安婦が進出していたが、敵の総反撃時に取り残されて戦火に巻き込まれた彼女らの大部分が、玉砕した将兵と運命を共にしたことは、すべに述べたところである。 |
証言者 | 野口省己 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | 第56師団 参謀本部作戦課戦力班 |
資料タイトル | 回想ビルマ作戦 第三十三軍参謀 痛恨の手記 |
著者、公文書発信者など | 野口省己 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1995.10.26 |
発行所 | 光人社 |
ページ | 173, 221 |
出典備考 | |
備考 |