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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報雲南省 保山市 龍陵県 松山村
資料にある地域情報拉孟
慰安所があった時期
記載内容木下中尉の報告により、とりのこされた女性部隊の約20名も戦禍にまき込まれたことが判明した。彼女らは髪を下ろし、軍服を着用して男姿に身をやつし、准看護婦(?)となって、傷病兵の看護に、弾丸運びに、あるいは炊事にと、かいがいしく働き、最後は大部の者が玉砕部隊と運命を共にしていったことが明らかにされて、なんとも痛ましく聞くにたえなかった。・・・
戦場は、男性の戦う場で、女性はいないはずであったが、事実は慰安婦と称して多くの女性が進出していた。彼女らはたくましく、じつに勇敢で、どんな辺鄙なところでも、どんな危険なところでも、軍隊の征くところにはどんどん進出していた。拉孟のような最前線で危険なところにも、日本人、朝鮮人あわせて約20名の慰安婦が進出していたが、敵の総反攻時に取り残されて戦火にまき込まれた彼女らの大部分が、玉砕した将兵と運命を共にしたことは、すでに述べたところである。
証言者野口省己
証言者属性日本軍兵士
部隊名
資料タイトル回想ビルマ作戦-第33軍参謀 痛恨の手記
著者、公文書発信者など野口省己
公文書宛先
発行日2000.1.18
発行所光人社
ページ237-238
出典備考
備考
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