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資料の詳細

出典種別 兵士の回想録等
現在の地域情報雲南省 保山市 騰衝市
資料にある地域情報騰越
慰安所があった時期
記載内容いずれにしても、城外の飲馬水陣地から脱出するときには太田大尉はいなかったことは確かなようである。また吉野氏は、高木中隊長の指示に従って城内から脱出する部隊を救出に行ったことを書いている。城壁の破壊口から脱出してくる兵士や慰安婦を林の中から見守っているとき、「照明弾があたりを真昼のように照らした。同時に迫撃砲弾が炸裂した。この時、高木中隊長と兵ら3人が戦死した。私達は3名の死骸を林の中に埋葬した。慰安婦たちは林の角で怯えていた。しばらくたって慰安婦達の中から年配女が近付いて話しかけた。『城内には日本兵隊は一人もいません。本部の太田隊長さんも死にました』敵中に斬り込んだことを意味するのであろう。彼女の目は鋭く光っていた」
証言者山口数芳
証言者属性日本軍兵士・軍曹
部隊名騰越守備隊
資料タイトル生還者たちのビルマ 知られざる戦場の記録
著者、公文書発信者など大田毅
公文書宛先
発行日1987.8.10
発行所葦書房
ページ197-198
出典備考
備考
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