出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 北スマトラ州 メダン市 ベラワン |
資料にある地域情報 | スマトラ ベラワン |
慰安所があった時期 | 未記載 |
記載内容 | メダンの市街は平静を保ち、各隊の外出兵の数も多く、酒保や慰安所は繁昌していた。街には指定の酒保があって現地娘のウェストレスが、甲斐甲斐しくサービスして呉れ、部隊のメンコ飯にあきた兵隊の食欲を満たすいろいろなメニューがあった。兵隊には金欲は無縁であり、満された食欲の次は、当然色欲であり、これを満して呉れる場所は慰安所であって、兵隊の外出日は美味しいものを食べて慰安所に行く、これがフルコースである。メダンでの性病予防面の担当は、原荘内軍医であり、その助手が私だった。担当地区はメダンの他にベラワンを受け持って検梅は週1回、その外にも時折治療することがあった。原軍医の運転する古びた乗用車に乗って各慰安所巡回となった。彼女等は私を「ロバン、テンゴ、クチールドクター」と呼んだ。・・・(註)ロバン=lobang:穴 テンゴ=tengoh:いろいろと良く見る |
証言者 | 門間好秀 |
証言者属性 | 日本軍兵士・軍医の助手 |
部隊名 | 近衛第2師団 |
資料タイトル | 近衛第二師団第一野戦病院 出征記録 |
著者、公文書発信者など | ルマサキ会幹事編 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1980.1.13 |
発行所 | ルマサキ会幹事 |
ページ | 179 |
出典備考 | 門間好秀「「ロバン・テンゴ」クチルドクターとなる」 |
備考 |