出典種別 | 兵士の回想録等 |
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現在の地域情報 | 北スマトラ州 シマルングン県 シダマニク |
資料にある地域情報 | シダマニック |
慰安所があった時期 | |
記載内容 | メダンに集結した私たち茨木部隊の特操は、当分野砲兵連隊にあずけられることになり、トラックでシャンタルの近くのシダマニックというところへ行った。ここがアチェから引き揚げた同連隊の集結地であった。・・・茶畑を越えたところに慰安所があった。現地人の女が10人ばかりいた。連隊がアチェからずっと伴ってきたものだった。特操がしばしば通うので、砲兵隊から文句が出た。近藤大尉が注意しても、夜脱柵して行くものがいた。ある朝、衛兵が片足をもがれて死んでいるのが発見された。夜間、立哨中に虎にやられたのだ。その話が伝わると、夜の慰安所行きはなくなった。その代わり、口実を設けてトラックに便乗し、シャンタルまで女買いに行くものが出た。 |
証言者 | 本田忠尚 |
証言者属性 | 日本軍兵士 |
部隊名 | |
資料タイトル | 茨木機関潜行記 |
著者、公文書発信者など | 本田忠尚 |
公文書宛先 | |
発行日 | 1988.02.20 |
発行所 | 図書出版社 |
ページ | 203-204 |
出典備考 | |
備考 | 北スマトラのトバ湖の北東側がシマルングン県であり、その一画にシダマニクSidamanikがある。シダマニクの北東直ぐのところにペマタンシアンタルPematang Siantarがある。 |