資料の詳細

出典種別	兵士の回想録等
現在の地域情報	ジャンビ州　バジュバン
資料にある地域情報	ジャムビのバジュバン油田
慰安所があった時期
記載内容	ようやく船があってパレンバンを経由して、ジャンビの第4鉱業所に着いたのは丁度1年振りであった。・・・その管内のバジュバン油田の庶務課郵便物検閲係になった。毎日他人の手紙を読んで機密事項がないか調べる。・・・最近問題になっている慰安所も各所にあって、朝鮮人や支那人がいた。それも庶務課の管轄であって、それは年輩の人が係であって、現地人の女衒が出入りしていた。軍隊がそんな物をそろえるとは思わなかったので驚いたが、ただ中国戦線で性犯罪が多発して、現地の信用を落としたから、それの反省で作って居ると聞いた事があった。当時は日本に公娼制度があったから、どこも同じ事だと思っていた、と今となっては言うしかない。
証言者	伊藤健藏
証言者属性
部隊名
資料タイトル	南方に石油を求めて－石油徴用者の戦争体験紀－
著者、公文書発信者など	帝国石油「南方に石油を求めて」編集委員会
公文書宛先
発行日	2001.4
発行所	帝国石油
ページ	301
出典備考	伊藤健藏「南洋闘病記」
備考	『大東亜南方圏地図帖』のスマトラ南部にジャムビーがあるがバジュバンは見えず。アジア歴史資料センター：C14110733000の1961の要図にジャンピーの南西にバジュバンが記載されている。現在の地図で同所はバジュバンBajubangである。